マスターズまでの道のり②
続・マスターズまでの道のりをお伝えしていきます!
10月末に、アジアパシフィックアマチュア選手権(APAC)が、
ドバイのエミレーツゴルフクラブ・マジリスコースバイで開催されました。
この大会は、マスターズを開催するオーガスタナショナルゴルフクラブ、
アジア太平洋ゴルフ連盟、R&Aの3つの団体が主催を務め、
世界で活躍する未来のアジア出身ゴルファーを育成、支援することを重視した、
社会貢献性の高いアジア最大のアマチュア国際大会です。
こちらの大会でも、優勝者には、翌年のマスターズと全英オープンの出場資格が贈られます。
2010年にAPACを制した松山英樹選手が、APAC優勝者の資格で、
日本人アマチュアとして初めてマスターズに出場し、ローアマを獲得しました。
その後10年の時を経てグリーンジャケットに袖を通した事はご存知の通りです。
松山選手の快進撃の起点ともなった本大会は、
アマチュア選手にとって最も重要な大会になっております。
金谷拓実選手や中島啓太選手もAPACで優勝し、マスターズに出場しました。
今年は、昨年惜しくも3位だった中野麟太朗選手が、
雪辱を果たすために気合十分でドバイに乗り込みました。
この大会には、すぐにでもプロゴルファーになれるトップアマチュアが、
中国、オーストラリア、韓国からも集まり、気の抜けない戦いがスタート。
日本人選手7人とも予選を通過し、3日目を終了した時点で16歳の長﨑大星選手が首位に立ち、
最終日、マスターズをかけて、2位の中野選手やその他選手たちと争うことになりました。
最終日を迎え、長﨑選手がスコアを落とす中、タイのフィファ・ラオパックディ選手の猛追撃で、
18ホールで決着がつかず、長﨑選手とフィファ選手とのプレーオフとなりました。
3ホールまでもつれたが、今回はフィファ選手に軍配があがり、
長﨑選手にとって悔しい結果となりました。
ただ、16歳の長﨑選手は堂々たる戦いぶりでしたし、今後数年にわたり本大会にチャレンジ
出来る事でしょうし、必ず優勝してくれると感じました。
今年も素晴らしい戦いをしてくれた選手達全員に感謝を伝えたいです。



