2025.06.10

進化する東南アジアのOOH

屋外看板や街頭ビジョン、駅・電車・バス停の広告など、私たちも日々取り扱うOOH(Out of Home広告)。
日本でも都市部を中心に、視界に飛び込んでくるOOHの存在感は年々増しています。

では、世界のOOH事情はどうなのでしょうか?
例えばヨーロッパでは、街の景観を最優先する文化のもと、デジタルサイネージに厳しい規制がある地域もあります。
色彩や表示方法にまで細かなルールがあることも珍しくありません。

一方で、マレーシアやシンガポール、タイといった東南アジアの国々では、OOHがよりダイナミックで先進的な進化を遂げています。
例えばこちらの写真では、電車のホームドアに設置されたデジタルサイネージが、ホームに到着するラッピング電車の内容と完全に連動し、広告が切り替わるという驚きの仕掛けが。
そのデザイン性と演出力は、思わず目を奪われるほど。まさに「かっこいい」OOHです。
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もちろん、国ごとに広告表現の自由度には差がありますが、それでもここまで鮮やかでインパクトのある展開が可能であれば、広告効果は非常に高いと感じます。
変わりゆく都市の風景とともに、各国のカルチャーが映し出されるOOHは、見ていてワクワクしますね。
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そしてもう一つ。以前見かけたユニークなOOHのアイデアをご紹介します。
真夏のある日、どこかの国の街角に設置された、すりガラス付きの看板。そこにはマックフルーリーのカップが一つ入っており、
「今日の最高気温を超えたら、このガラスが開きます」という仕掛けが。実際にその気温を突破した瞬間、ガラスが開き、手にした人には無料引換券として使えるという仕組みでした。
こうした遊び心と体験を融合させたOOH、日本でもぜひ増えてほしいですね!

さて、これから夏本番に向けて暑さも本格化していきます。
皆様もどうぞ熱中症など、体調に気をつけてお過ごしください。

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