2010.01.06

Gold Collar Workers

下の写真は海外出張先で撮ったものではありません。彼らは私の机のすぐ隣の部屋で仕事をしています。2年前にインテルさんの出資を仰いで設立したインターネット上での映像配信をする会社「ガッチャメディア(Gotcha Media)」のスタッフです。
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ブルーカラーやホワイトカラーワーカーとか久しく耳にしない言葉ですが、ゴールドカラーワーカー(Gold Collar Workers)って聞くのは初めての方も多いのでは?

1985年のロバート・E・ケリー(Robert E. Kelley)氏の本「The Gold-Collar Worker: Harnessing the Brainpower of the New Work Force」で初めて使われた言葉といわれておりますが、それまでの知的作業=ホワイトカラーと一番の違いは彼らの活動拠点の多様さと卓越したスキルです。日本語でいう“金のタマゴ”とでもいうのが適切な表現かもしれませんね。ケリー氏は当時のアメリカが一番必要としていた資質“頭脳”をもった新種の労働者と表現しておりましたが、弁護士やプログラマー、証券アナリストなどが含まれております。

若くてスキルだけでなく、柔軟なアイデアも持ち、価値観も違う当時の“Gold Collar Workers”たちは今のシリコンバレーとか金融関連で活躍していますが、かなりマネージメントサイドもいかに彼らの士気を上げていくかなど苦労もあったようです。

写真の彼らは生まれた国、高等教育を受けた国、仕事をする国がすべて違います。最近の日本人も留学を経て海外の企業で活躍するひとも多いですし、先進国だけでなく新興国にまで行動範囲が広いです。

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