2009.11.09

Business Sustainability

知人に勧められて出張に持ってきた本が、 ”The Capitalism at the Cross Roads”。アメリカの経営学者のスチュアート・ハート(Stuart L. Hart)氏の書いたサスティナビリティー(持続性)についての本です。

ビジネスチャンスとか最近流行の”持続”をビジネスとしてリサイクルとかの可能性の技術のことかなぁと思ってましたが、持続可能なビジネスを作る技術が必要ということです。この中で紹介されていたのはBase of the Pyramid(BOP)、すなわち経済ピラミッドの底辺のビジネスとでも訳すのでしょうか、そのBOPにビジネスを持続可能にするヒントがあるっていうコメントに考えてしまいました。ノーベル賞を受賞したユヌス氏のグラミン銀行のこととかも解説されてましたが、社会貢献性の高い事業は長続きする!ってことだそうです。

貧困問題とかの解決策に繋がるビジネスってあるのでしょうか? 会社をやっていると、ルーティンの仕事など会社をうまく”持続”させるように目先の事でプライオリティーの高い事をやりがちです。

2年程前からインテルキャピタル様の支援で始めたインターネットでの画像配信サービス(gotcha media)との仕事のように、最初にサービスをスタートして先行者としてのブランドを取ったるぞ!と動き始めました。諸外国ではそれが“常識”でブランドイメージが定着=サスティナビリティーなんですが、いざ開始して販売して行くとなると毎月の売上げとか考えて、どのようにすれば持続できるか??、社会にどういう貢献ができるのか??とか大切なことをおろそかにしていたようです。

この本でいわれている仕事を通じて社会のBOPに貢献できるか??って考えないといけないなぁと。

チョっと真面目な話でした。

【グラミン銀行】ユヌス氏及びグラミン銀行(バングラデシュ)が2006年のノーベル平和賞を受賞されることになった。モハマド・ユヌス氏は、貧困層を対象とした少額無担保融資(マイクロ・クレジット)事業を創案し、自らが創設したグラミン銀行を通じて貧困層の自立基盤を支援するため顕著な貢献をされた-外務報道官談話(2006.10.13)

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