2010.11.29

通信の自由化

日本の携帯電話業界でも話題になっているSIMロックフリー携帯。要するに他の通信会社のカードを入れ替えることのできる電話機のことですが、加入者を囲い込むために自社のサービスしか使えないようにロックをかけて保護しているケースがほとんどです。

ヨーロッパ各国では国境を越えれば違うサービス地域になりますし、提携のないネットワークを使うと通常より高い料金がチャージされる場合があります。日本の電話会社も海外パケットの定額サービスをやっとはじめましたが、電話料金は帰国してからビックリするほど高いのが現状です。

20101129_0120101129_02海外の空港には必ず上段の写真のような自動販売機があり、地元の通信会社のSIMカードを購入することができます。ちょっとお菓子のような雰囲気ですが、このパッケージの中には電話番号とある程度の通話分の料金が組み込まれているカードが入っていて、自分の電話機にセットするだけですぐ使える仕組みです。携帯電話の中には2種類の違うSIMカードを同時にインストールができて使い分けるような便利な機能をもったユニットもあります。

日本でもやっとこのSIMロックフリーの携帯電話が発売されるようになるそうですが、このように自由に使えるシステムが導入されるのでしょうか? NTTのネットワークを使ってSIMカードのみの販売をはじめた会社もあるようですが、今後の動きが楽しみですね。

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