2010.07.12

ロシアのスパイ

20100712ニュースでロシアの美人スパイ、アンナ・チャップマン(Anna Chapman)容疑者らがアメリカで捕まって、冷戦以来最大のスパイ容疑者の引き渡しがロシアとアメリカで行なわれた件はニュースでご覧になってるかと思います。スパイ小説のようなことが実際にあるんですね。

さて、小説のような本当にあった元スパイの暗殺事件の舞台になったのがロンドンのピカデリーにあるこの寿司屋さんです。ロシアのスパイがロンドンの寿司屋で暗殺とはかなり凝った話ですが、2006年の11月に元ロシアの諜報員だったリトビネンコ(Alexander Litvinennko)氏が放射性物質を飲まされて暗殺された事件はイギリスだけでなく、世界中で話題になりました。このitsuというお寿司屋さんですが、イギリス人オーナーのチェーン店です。さすがに暗殺直後は板で全面が塞がれて(放射性物質ですから怖いですよね)店は閉じられていましたが、その当時でも“ここが有名なスパイ暗殺事件のあった寿司屋です”って看板が上がってました。今でもお店にはその事件の新聞記事が飾ってあります。

コレが日本で起こっていたら恐らくそのお店は閉店させてしまうでしょうし、仮に営業を続けても事件のことは公表しないでしょうね。こういう対応は新鮮ですし、ある意味真似をしてもよいかもしれません。危機管理能力も隠すだけでなく、観光名所にするような発想も大切かもしれません。

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