2009.12.26

JALバイオ・フライト

20091226先日の出張時に利用した機体がこのバイオ燃料対応のボーイング777。JALエコジェットは、垂直尾翼を緑にペイントしてあるのでよく分かりますね。

ジェット機の燃料は通称JET A-1と呼ばれ、ケロシン系の燃料です。JET A-1なんていうとさぞ特殊な燃料と思いますが、基本的にはこれから冬に活躍する石油ストーブに使われる灯油の仲間なんです。しかし、使用される条件が極寒環境ですし、その対応に氷結防止剤が入っているとか、爆発性のないようにするとか高度の技術が必要なので結構なお値段になるそうです。

さて最近話題のバイオディーゼルフューエル。要するに植物から精製したアルコールです。車の燃料でもヨーロッパではE85とか15%バイオフューエルが入った燃料が使われたりしておりますが、JALが最近テストしたのはカメリナ(北米などに生育するアブラナ科の植物)、ジャトロファ(中南米原産の落葉低木)と、何と藻!から精製したバイオジェット燃料50%とJET-A1を50%を混ぜた燃料を使ったそうです。

呑み助の立場で考えると、焼酎で飛んでる!!ってことでしょうか? 呑み過ぎて記憶が飛ぶ!!ってのはよく聞く話ですが、環境への負担や食物系の材料を使わないとか配慮もされているそうです。しかし、ジェット燃料の燃える臭いも違うんでしょうか? あれも結構雰囲気のある臭いなんですが、、、

この第二世代と呼ばれるバイオジェット燃料、地球環境にもやさしく、穀物を原料としてないので我々呑み助にもやさしい! 賢い燃料、将来が楽しみです。

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