2019.02.05

スーパーボウルを支える日本製品

今回のスーパーボウルはアメリカの放送業界でも桁違いなスケールなのと、最新機材や技術を投入しての制作でしたので、大きな話題になっています。毎年とは言え、今年の技術の進化は全く別物でした。

スケールの点から言っても、中継に使われているカメラが155台、中継車が14台!と考えられない数字です。それで350本近いビデオフィードや、録画されていてディレクターがアクセスできるコンテンツは2000以上だったとか。全部見るのに何時間かかるのでしょうね。

その中でも、Made in Japanの機材が大活躍しています。 4Kや8Kのカメラはパナソニックやソニー製ですし、それらに使われている望遠レンズで一番倍率の高いのはキャノンの122倍!のレンズが使われていたそうです。日本では今年の4月に発売予定の製品です!! 向正面の50ヤード ライン上に設置されていたそうですが、そこからコーチの表情や、VIPルームの中にいる選手の家族の表情を写したり使われていました。

個人的に興味があったのはAR(拡張現実)の利用ですね。オープニングに使われていましたが、今後の可能性が楽しみです。あとは、有線で飛ばされていたドローンによる画像ですね。有線ですから飛行時間には制限無いですし、アトランタ市内の空撮が綺麗に挿入されていたのが印象的でした

いずれにせよ、30秒数億円のCM料金ですから、プロデューサーもお金をふんだんに使うとこんな事ができるんですね。

来年は日本でのオリンピック開催ですが、それまでにまた新しい機材や技術が開発されるので、また違う中継が楽しめるでしょうね。

Canon122

 

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