2021.03.11

NHS

先日の日記には色んなご意見をいただきましたが、海外ではどうなんだ?とのコメントを頂きましたので、イギリスNHSの対応をご紹介します。

NHSはNational Health Serviceの略ですが、英国国民保険サービスの事。よく言われる”揺りかごから墓場まで”って言われるサービスですね。

今回のコロナでは非常に多くの感染者だけでなく、死亡者の方も多く、また新種のウイルスが発見されたりして世界から注目を集めているイギリスですが、トレーシングのアプリを立ち上げて、バーコードを利用しての訪問先の登録、症状の確認、検査結果の登録から、感染者との接触の有無などが1つのアプリで確認できるシステムを運用しています。また、自分の居る場所がどの感染レベルなのかも自動的にチェックできます。

海外からの渡航者に関しても、まず新型株の流行国からの入国はイギリス人以外は禁止されており、イギリス人の該当国からの入国者は事前に隔離ホテルを確保、料金を支払い(自腹なのは日本と違いますよね)それを証明する事で初めて入国が認められます。

日本人には10日間の自己隔離と2日目、8日目にコロナのチェックをする事とその費用を事前に支払う必要があります。 そして、到着前に滞在先などを登録し、出発前のCPR検査結果の陰性証明書と同時に書類を提出してからの入国となります。

この2日目、8日目のテストを受けるにあたり、NHSのトレーシングアプリも必要となる訳ですから、1つのシステムで全て管理する訳です。

プライバシーに関しても、必要最小限の情報しか必要とされておらず、まずは安心で来ます。

ワクチン接種の管理も同様に行われておりますので、海外からの帰国者のワクチン接種の状況なども同時にモニタリングしているそうです。

ちゃんとしたトレーシングと同時にワクチンの接種とロックダウンの導入など、徹底的に管理する事でやっと収束に向かっており、この中でもイギリスポンドが高値をつけているのは、世界的にも良い政策と見られているのかもしれませんね。。

日本のトレーシングアプリのココアも海外の事例を見て構築しても良かったのではと思いますが、、国民の生命と経済の二兎を追う政策にはやはり無理があるのでしょうか??

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