2021.11.24

FPV

最近FPVドローンとか聞く事が多いと思います。 

FPVとはFirst Person View = 一人称視点の事ですが、簡単に言うと、遠隔操作の場合には操縦している本人の目になるカメラがドローンなどに搭載されていて、実際に操縦している感じでの操作をするシステムです。

こういうモノが大好きな者として、リサーチしてみましたが、通常のドローンやラジコンの場合ですと、コントロールする送信機からのコマンドをドローンなどの受信機に送信して操縦する言わばワンウエイの通信システムですが、このFPV ですと、ドローン側にも送信機を搭載して、操縦者に映像を送る必要があります。

今まで、簡単なシステムとしてブルートゥースのペアリングを使い、スマホなどに画像を送るシステムがありましたが、やはり情報量の問題から高速で移動する場合には少し難があり、画像撮影ならともかく、自由自在にコントロールして飛ばすには若干問題があります。

とは言え、実際に電波を発信するとなると、日本の場合には電波法で無線従事者、例えばアマチュア無線の資格が必要となります。それに加えて、発信機のスペックを登録して他の機器への混線などしないように設計されているか?などの許可が必要となります。 

話は外れてしまいますが、我々の使っているスマホも立派な電波を発信する無線機で、総務省の管轄下でちゃんと電波の利用料も派生しており、月々請求される通話料に含まれているのはご存知でしたか? 

いずれにせよ、このクリスマスにはFPVのドローンをサンタにお願いする方も多いかと思いますが、日本ではかなり敷居の高いホビーですね。

今後ドローンレースなども開催されている中で、電波法の見直しだけでなくオペレーターの資格に関してもちゃんとルールを守るなど、日本のお役所にもシステム構築に期待します。 

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