2021.12.03

Code Cutting

日本ではあまり聞かない言葉ですが、アメリカなどケーブルテレビの加入者が契約を終了したり、内容を変更してコンテンツそ少なくする事に使われています。

インターネットでのコンテンツ視聴が増える中で、アメリカの人気スポーツのアメフトや野球、バスケットボールなどはメジャーネットワークがスーパーボウルなどのキラーコンテンツを中継する中、大都市では自宅にアンテナを立てて試聴するよりほとんとの家庭ではケーブルテレビを引き、メジャーネットワークでの放送だけでなく、いわゆるペイテレビのコンテンツも視聴しており、それこそ200チャンネルも普通にあり、リモコンを手に見たい番組を探すのに一苦労する程です。

一般的にそのケーブルサービスの視聴料は平均で毎月200ドルぐらい支払っている家庭も多いそうで、結構な金額を毎年支払っているわけです。

それに加えて、最近のネットフリックスやアマゾンプライムなど、新たな課金システムを持つサービスも増え、番組視聴の形態が増えるだけでなく、家庭の支出にも大きく影響が出てきています。

多くのケーブルTV業者は、インターネット接続もサービスに入れてますが、ネットだけを電話とセットで購入、携帯電話サービスなどとの抱き合わせなど、最近日本でも携帯電話、架電そしてインターネット接続のセットセールスなども増えているのはご存知の通りです。

実際にアメリカの友人の多くから、ケーブルテレビの解約をしたと聞くようになりました。 その代わりに好きなコンテンツをネットで視聴、サブスクもしくはその都度支払い視聴するなどで対応しているようです。その名の通りCodecuttingなどと呼ばれるネットサービスもあり、見たいコンテンツのサブスクリプションの代理店などがある程です、、、

家庭に入ってくるインターネット回線のスピードも従来に比べ格段に高速化している中で、通信費の見直しも含めメディア業界で大きな変化が起きてますね。

日本ではやっと地上波番組のネットでの同時配信の話が出てくる程ですが、このコロナ禍での自宅で過ごす時間も含めて今後”テレビ”のオンライン化が必ず進む中、ビジネスモデルを考え直す必要がありますね。

蛇足ですが、アメリカのサブスクは視聴する場所のIPアドレスで制限、ジオブロックがかかっており、日本で加入しても視聴はできませんが、VPNサービスなどを使うとアメリカの家庭とほぼ同じ内容のサービスが受けられるメリットもあります。ここらはまた次回レポートさせて頂きます。

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