2022.04.24

レアもの

最近、スイスの有名ブランド時計や、フランス製のバッグなど、お金を出しても購入できないプラチナ商品が話題になっています。

昔から、入手困難と言われる商品はありましたが、基本的には需要と供給のバランスが崩れると販売価格も上昇しますが、時計やバッグのメーカーが生産量を調整している訳ではないようです。

人気の商品の秘密はやはり入手困難と言う事だと思いますし、最近SNSなどで正規販売ではなく、転売目的の購入者が増えた事がこの需要供給バランスを崩した理由だと思います。

比較にはなりませんが、先日イギリスのスーパーマーケットの多くが食用油の販売をウクライナからの輸入が多かった事を理由に一人2本までと制限を発表した瞬間に棚から油が切れてしまったのも同じ消費者行動ですね。

世界的に時計や車など、長い間定期的に買い替えたり、コレクションとして長く持つ方には基本的には通常の納期で購入ができるようですし、新品を定価で買える事がプレステージだと思います。

フェラーリのように顧客情報を常にアップデートしていて、世界中の上客の中で購入歴、転売の有無などをちゃんと把握した上で、スペチアーレと呼ばれるようなモデルを価格も告げつオファーするシステムを持っているメーカーもあります。 (リストに載っている方々には価格は関係無い??)

顧客リストに載っておらず、それでも欲しい人は、コネや財力でそのモデルを入手する訳ですから、、、、

この2019年型のポルシェGT2RS, 普通のカレラと呼ばれているモデルとはいていても全く別物です。 新車でイギリスで28万ポンドですから今の為替ですとほぼ5000万円、日本でも同じような価格で販売されていました。

発売当時は生産台数も少なく、新古車が50万ポンド、一億円で転売されていたモデルです。 3年後にやっと価格も落ち着いてきて、それでもこのモデルは31万ポンドのお値段でした。 

この手の車は皆キャッシュでは支払わずに、残高設定タイプのリース契約で購入するケースが多いんだそうです。 月々の利用料のみで、うまくハマればそれも回収できるような事らしいですが、小心者にはリスクが高すぎます。。

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