2023.01.10

Virgin ORBIT

昨日の飛行機ネタの続きですが、ジャンボジェットの再就職先の1つとして、英国のバージングループが始めた宇宙ビジネスが英国時間の昨晩スタートしました。

英国からの宇宙ロケットの発射は初めての事で、ベースになっているイギリス南部のコーンウオル州に新しい発射基地(空港ですが)が注目されていました。

この写真のように、ジャンボジェットの主翼の内側に専用のパイロンを設置してロケットを抱えて飛び立ち、1万メートル上空でロケットを発射する試みですが、静止状態のロケットを地上から打ち上げるのに比べて効率的で、300〜500キロの重さのペイロードを発射できる能力があるそうです。

ジャンボ機の一階部分にあったシートなどは撤去されて、ロケットを搭載して離陸できる総重量ダイエットしたり、発射用のシステムなどが追加されただけの改造のようです。

このように航空機からの宇宙空間への発射は軍事用や実験機などでは実績があり、他にも同じバージングループでバージン・ギャラクティックと言う会社は観光用の宇宙フライトのテストも進めており、営業フライトもすでに予約を開始しています。

見慣れたジャンボもロケットを抱えての離陸の模様は中継されていましたが、残念ながら宇宙空間までロケットは達したものの、不具合で周回軌道には乗らなかったようです。

空の貴婦人とも呼ばれたジャンボジェット、、再就職先でも活躍してもらいたいです。

再就職といえば、日本のJALの保有していた、777ER機ですが、カリフォルニアで休眠中だった機材をアメリカのNASAが買い取り、研究用の機材として改造をされた上で、鶴丸の塗装からNASA仕様になって活躍する事になったとニュースで見ました。 日本でフライトに関係していた方も喜んでいるでしょうね。

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