2023.06.16

NOPOL

当社関係者が今年の夏にイギリスに出張するにあたり、どの航空会社・ルートが良いか相談を受けました。ロシア上空が飛べないだけに長時間のフライトはどのルートでも同じですが、いろいろある中でのアドバイスをしました。

ロンドンへの旅でしたら直行便が一番ですが、ロンドン経由でマンチェスターなどの地方都市への乗り換えがあるのでしたら迷わずにロンドンのヒースロー空港は避けるようにアドバイスしました。

去年の夏もそうでしたが、今年も空港関係者のストが予定されていて、かなりの混乱が予想されるのと、それに伴い接続便のスケジュール変更や最悪ドタキャンが想定されるからです。

その場合に中東系の航空会社も接続便の数や頻度も高いのでおすすめですが、個人的には北欧のヘルシンキ経由がおすすめです。

首記のNOPOLですが、航空機のナビのような航法システムで使われるウエイポイントの一つで北極(North Pole)のポイントですが、スカンジナビア航空に日本航空の場合にはこのウエイポイントに近い所を飛ぶので、話のネタには良いかと思いますし、乗り換えも便利なのとトータル時間を考えると一つのチョイスですね。

スカンジナビア航空はエアバスのA350-900を利用しており、片方のエンジンがトラブルで停止しても300分は飛行続けらえるそうで北極でトラブルにあっても大丈夫なようです。 これはJALの使っているボーイング787ドリームライナーも同じですね。

あとはスカンジナビア航空で移動された方には機内で北極通過証明書なるカードを貰えるそうです。素敵なアイデアですね。以前は日本航空でも立派な証明書を日付変更線の通過の際や、赤道通過、それにアンカレッジ経由でのヨーロッパ便でも北極圏の証明書をもらったことがあります。グランドスラムですね。。 今では考えられませんが当時はわざわざキャプテンのサインをコクピットまで行ってもらった事も良い思い出。。

これはフライトアウェアーの航路図を引用してきたモノです。このルートは平面の地図ではよくわかりませんが、地球儀を使ってみると北極経由のルートがよくわかります。

地球の頂上の飛行、、ぜひトライしてみてください。ただし、景色は雲なのか氷海なのか?真っ平でどうって事は無いですが、、、

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