2023.06.24

James Cameron

先日の報道でタイタニック号の観光潜水艇の事故の話題がありましたが、アメリカでのニュースに答えていた映画タイタニックの監督ジェームス・キャメロン氏のコメントが注目されていました。

キャメロン氏は自ら特殊潜水艦を使い、世界で一番深いマリアナ海溝に潜りドキュメンタリーを撮影しており、エキスパートとしてコメントされていました。

映画タイタニックも、1912年に沈没したタイタニックを遠隔操作の特殊潜水艇での発見を元に、制作されていましたが、彼のコメントの中で、タイタニックの事故と今回の潜水艇の事故の共通点を指摘していました。

今回の潜水艇の乗客は、巨額のツアー料金と言うことで冒険好きのミリオネアが多い事と、オペレーターの危機管理能力についてとコメントしていました。タイタニックも同様に当時の富裕層を顧客に持ち、氷山の危険性が船長に知らされていたにも関わらず全速で氷山の危険地帯に入って行った事ですが、冒険=危険とは違うと指摘でした。

航空業界では事故から学ぶ事は常識ですし、船舶も同様に厳しい安全基準をクリアする事を管轄の政府機関が求めていますが、今回のオペレーターはそのテストを無視しての運行だったようです。

タイタニックが沈没している水域は推進3900mですが、一般に市販されている腕時計でその水圧に耐えるのがロレックスのディープシー。こんな金属の塊で無いと耐えらえない訳ですから、潜水艇となるとどんなエンジニアリングが必要なんでしょうね? 

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