2010.06.17

日本の通信環境

20100617_0120100617_02いろいろ悩んだのですがi-Padを入手しました。アメリカにいる愚息に購入させましたが、なぜアメリカでなのか・・・、その理由は日本でのデータネットワークの環境です。

日本で発売されているi-Padの3G版はソフトバンクのネットワーク限定です。日本でもしばらくiPhoneを使っているのでソフトバンクのメリット・デメリットがよく分かっているのですが、ドコモに比べると繋がらないところが多いです。東京都内でも場所によってはまったく繋がらなくなる経験があります。これだけ何処でも使えるためのデバイスをもっていても使える場所が限られると、メリットは半減というよりはタダのハコになってしまいます。

先日、iPhoneユーザーの友人から、ヨーロッパをオートバイでツーリングに行った際にスイスの山の中でもしっかり電波が入っていたとの話を聞きました。もちろん海外で日本の携帯を使う場合にはローミングといって、訪れた国の中の通信会社がどれでも使える仕組みなんですが、日本の各キャリア間ではそういう訳にはいかないです。利用者は、その行動範囲とか生活習慣とかで通信会社を決めるべきで、AUやソフトバンクなどのチョイスが自由にできるべきだと思います。そうすれば価格競争にもなり利用者には有利になるだけでなく、インフラの整備も進むと思います。

アメリカだけでなく、イギリスでも今回のiPadの通信サービスは限定ではなく数社から利用者がチョイスできる仕組みです。イギリスでは O2とVodafoneがiPad向けのサービスをやっており、利用者は本体を購入して別途好きな通信会社と契約をする方式です。

さて、このアメリカ版のiPad、日本のドコモのネットワークを認識するか、“実験”してみました。

20100617_03すると、、 NTT DOCOMO….の名前が出て来ました。

ドコモも海外から訪れる旅行者向けのサービスとか、いくらでもビジネスチャンスはあると思いますのでiPad対応のサービスをはじめるべきだと思います。厳密には通信機器は日本の電波法で管理されており、認証を受けたモデルでしか使っては行けない訳です。アップルの製品ですので何処かのコピー商品ならともかくちゃんと承認を受けているはずですが、“ソフトバンクのサービスを使った場合のみ承認する”といった日本式の解釈をとられるかも知れませんので、アメリカで購入する際にはあくまでも自己責任の範囲でのご利用をお願いいたします。

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