2011.01.12

TopGear

20110112イギリスに行ったら必ず購入するのが自動車雑誌。そのなかでも「トップギア」と「オートカー」は忘れずに購入します。

まず「オートカー」ですが、最近は日本でも翻訳されて発売されておりますが、何と自動車雑誌なのですが週刊誌なんです。全ページカラー、100ページ弱の構成ですが、新型車のテストドライブの模様だけでなく企画モノもしっかり編集されております。今回の記事で扱われていたのは3,000万円のフェラーリだけでなく、100万円の現代自動車のテストも掲載されてました。自動車が趣味!って読者が多いのでしょう。営業面では恐らく1/3は広告なので店頭での販売よりは広告が主な収入源と思われます。

もう一冊は「トップギア」。イギリス公共放送のBBCが番組と並行して販売している雑誌ですが、イギリスでは圧倒的な人気。番組の方は最近では日本でもBSフジで再放送を見ることができますが、ジェレミー・クラークソン(Jeremy Clarkson)、リチャード・ハモンド(Richard Hammond)、ジェームス・メイ(James May)の3人を中心に新車のテストだけでなく、車で北極まで行ってみたり、イタリアからスーパーカーと軽飛行機でどっちが先に到着するとか、ラグビー選手対アストンマーティンの50mレースやら、、、子供の考えるようなことを実現するのがウリの番組なんですが、アメリカにもシンディケーション(配信)されて同名の番組がスタートする程です。とにかく制作費はケチらずに毎回楽しませてくれる番組のスタッフが作っている雑誌ですので、間違いありません。辛口の批評とともに奇抜な企画で楽しませてくれます。

さて、自動車生産大国の我が日本の自動車雑誌はお決まりの新車の解説も海外の記者の書いた記事の翻訳だったり、お決まりの有名“自動車評論家”の解説が掲載されております。もちろん読者の方はそれを楽しみに購入される訳ですが、車は数値で表される性能だけでなく、運転する楽しさとでもいうのでしょうか、遊び心が感じる雑誌がありません。

若者の自動車離れと共に廃刊が多い日本の自動車雑誌。アイデア次第では自動車産業に元気を与えてくれると思います。

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