2015.01.14

デトロイトモーターショー

この時期、厳冬のデトロイトで開催されるデトロイトモーターショーが今年も開催され、日本のニュースでも話題になっています。 これから3月のジュネーブで開催されるオートショーなど自動車メーカーが新車やコンセプトカーを発表する機会が多くなります。 我々、自動車好きには楽しみな時期です。

先日ある日本のメーカーの方に伺ったのですが、新車の計画や発表には5年近い時間が掛かるのだそうです。 最近新車に導入されている、レーダーやテレビカメラを使った安全装置など5年前に試作品が出たり、全く違う技術だったモノを元に車のコンポーネントとして開発する必要があり、それこそ5年先に何がドライバーから求められているか??を先読みしないといけない難しさがありますね。

技術に関しても、量産車の場合には製造コストや最近騒がれている安全性なども大切な要素ですので、マーケティングだけでなく設計や技術のコミュニケーションが大切です。

最近の日本車も日本市場だけでなく、北米やヨーロッパ、中国など世界規模でのマーケットを考えて作られている為に車体も大きくなっていたりしていますので、どのメーカーも中は同じような感じもする事があります。 日本の軽自動車というカテゴリーはそう考えるとユニークな車なんですね。

20150114個人的に今回のデトロイトで発表を楽しみにしていたのは、本田のNSXです。先代のNSXはフェラーリなどのスーパースポーツカーに対抗できる国産車と言う事で話題になりましたし、まだまだ現役で走っている車も多く見かけます。 発売当時は高価だったと言う事もあり、カタログをもらって来て眺めるだけでした。

この新型NSXも国際市場を意識して作られており、ホンダアメリカのアキュラブランドで発売され製造もアメリカのオハイオの工場で生産されるそうです。思ったより大きい感じがしますね。アメリカで15万ドルで販売されるそうですが、デザイン的にはアウディのR8とマクラーレンのS650を足して2で割ったような感じ。

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