2015.01.28

DMG MORI

20150128カレンダーで来月の予定の確認のため2月のページを見たら、去年のルマンで活躍したポルシェのハイブリッドのレースカーが掲載されていました。

電気モーターでパワーアップされるだけでなく、燃費も良くなる異次元のマシンですね。犬のパグのような顔つきはちょっとレースカーらしく無いような気もしますが、、

各レースチームには大口のスポンサーがついて、車体に大きくロゴが掲出されるのですが、ポルシェチームはDMG MORIと契約をしているようで、背びれのような場所にローマ字で表示されています。 最初はピンとこなかったのですが、日本の森精機さんの事でした。 海外ではDMG MORIと言う名前で販売活動をしているようで、日本の会社なのに気付きませんでした。

確かに、森精機さんの機材を一般の方が購入することも無いので、マスコミでの露出とかは必要無いのかもしれませんし、ポルシェの親会社VWグループにはかなり納品していることでしょうから、お付き合いの意味もあるのかもしれません。

海外では日本のコンピュータ制御の自動工作機(NC機)は人気があり、森精機さんだけでなく、ヤマザキマザックさんなど2強状態のようです。

自動車業界だけで無く、航空宇宙産業で必要とされている日本製のNC機材。日本の技術が世界に認められている証拠ですね。

ポルシェチームの森精機さんと同様にマザックさんはF1のマクラーレンチームのスポンサーをするだけでなく、機材でのサポートをしていますが、自動車レースの裏で日本のメーカーが活躍しているのは嬉しい話です。

話は変わりますが、アップルの品質の高い仕上げは日本の工作機械が作ったプレス加工用の金型が無いと出来ないと言う話しを聞きました。iPhoneなどで、金属部分が“梨地加工”とよばれる少しつや消しになっているようなフィニッシュなどがその例だそうです。

森精機さんのホームページの情報で“高付加価値を目指す巧妙加工”が更新情報として掲載されていました。 匠の技とか言われますが、こういう機材が無いとダメなんですね。

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