2011.05.11

Masters Green

20110511a今年のマスターズ最終日。一般のパトロンの方が入場できるのはゲートが開かれるアサ8時ですが、我々は7時過ぎにはコース内に入場しました。早朝のオーガスタナショナルでは、これから始まる最終ラウンドを前にコースも入念に準備が行なわれていました。近隣するサバナ川から運ばれる霧が、コースに流れ込み、一瞬スコットランドのゴルフ場を思わせるグレーの世界が目の前に広がります。

この時期のオーガスタは日の出と同時に気温が急上昇します。パトロン達が椅子を毎年観戦しているスポットに並べ終わった頃には360°緑の世界に変わります。いわゆるマスターズグリーンです。

マスターズグリーンはその名のとおりゴルフ場の至る所が緑の世界。フェアウエーのグリーンよりは少し浅い色に塗られたスタンドやテレビのタワーなどだけでなく、ビールが販売されているカップやサンドイッチの袋に至までグリーンで統一されています。

20110511b 20110511c緑色の定義は光の波長の中でも492ナノメーターと577ナノメーターの間にあたり、虹の青と黄色の間に位置します。緑色を意味する英語の単語のグリーンは果物はまだ熟してないとか、まだ未熟な者を表したり、信号ではGoです。

マスターズではこのグリーンが選手達の舞台です。緑色の魔物が潜んでいたり、すばらしいショットを演出してくれるグリーンです。

20110511d最終日、南アフリカから来た若者が18番”グリーン”を連続バーディでホールアウト、あの”グリーン”ジャケットに手を通したのは皆さんごらんになった通りです。

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