2016.03.31

危機管理能力

ロシアの陸上選手のドーピンングに続き、テニスのシャラポワ選手のドーピング会見を皆さんニュースなどでご覧になったかと思います。

シャラポアの記者会見はアメリカのPRのお手本になるような、用意周到の上、本人もリハーサルをくり返して実施されたとスポーツ業界では話題です。 賛否両論ありますが、まず教科書通り、自分の置かれている立場を説明、自らの過ちは意図的ではなかった事をアピール、、などなど、おそらく会場のレイアウトから服まで計算されたショーでした。

海外のメディアはアスリートと言っても、説明義務はあるものと考えており、何とか”もみけす”ような事は逆効果になります。

同じ時期に起こった、日本の野球賭博問題での会見では球団のトップや本人が頭を下げて陳謝、責任を取ってのトップの人事など、公開処刑の場と思わせる雰囲気の会場でそれを見たプレスの方もそれなりの記事でその後の追求は無い状態でした。

不祥事や事故は起こしてはいけないのが鉄則ですが、何かの時の危機管理に関してはどうも日本は謝れば許される的な発想なのか、欧米諸国には遅れていますね。

オリンピックやラグビーのワールドカップ開催を前に、各チームや団体は危機管理能力も勉強する必要を感じています。mario-sharapova-doping-testinin-pozitif-ciktigini-acikladi-82448c81

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