2014.06.04

グリーンジャケット

20140604_01マスターズチャンピオンを象徴するグリーンジャケット。 マスターズチャンピオンはオーガスタ・ナショナルの名誉メンバーとなれるだけでは無く、それを象徴するグリーンジャケットが贈られます。

第一回マスターズ(当時は Masters Invitational)は1934年に開催されましたが、実際にグリーンジャケットがチャンピオンに渡されるようになったのは1949年の大会からで、当時はグリーン・コートと呼ばれていて大きな意味は持っていませんでした。今では”グリーンジャケット”を前年度のチャンピオンが着せるセレモニーは世界中のニュースで取り上げられるほどです。

このグリーンジャケットですが、複数回の優勝者でも一着しか与えられず、優勝した年は持ち帰る事が許されていますが、次のマスターズからはクラブハウスで保管するルールとなっています。 いわば門外不出のジャケットと言えるかもしれません。20140604_02

さて、このグリーンジャケットですが、1949年にメンバーとそれまでの優勝者に贈呈されたのが最初ですが、49年の大会ではそれまでの優勝者にも与えられました。それらのグリーンジャケットはマニアの間で”Original 10″と呼ばれているように10人の優勝者に贈呈されたオーガスタの歴史そのものです。 1934年第一回マスターズと1936年大会の優勝者、ホートン・スミス氏にもボビージョーンズから贈られました。そのジャケットが、彼が1963年に亡くなった後、行方不明になっていたようですが最近親戚の家で発見され、アメリカでオークションにかけられました。 肝心のお値段ですが、なんと$682,229.45の値段で落札されたそうです。 ゴルフ関連だけでなく、おそらくスポーツ関連では最高値がつけられた商品ではないでしょうか?20140604_03

いずれにしても、グリーンジャケットは優勝者に取ってはお金では買えない価値があると思いますので、このようにチャンピオンのグリーンジャケットが売りに出される事自体レアな事が高値の理由かも知れません。 マスターズ関連商品のオークションではボビージョーンズのグリーンジャケットが2011年のオークションで31万ドル、2013年にはサムスニードのレプリカ優勝トロフィーが19万ドルで落札されたそうです。

ゴルフ関連のトロフィーやユニークな商品のオークションは最近特に注目を集めており、インターネットの影響もあり、高値がついているようですが、やはりゴルフではマスターズ関連の商品に人気が高いようです。 傾向としてはマスターズよりはオーガスタナショナルの名前が入ったモノの方が手に入りにくいだけに高いようですね。

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