2010.03.14

格安エアライン、easyjet

20100314欧米ではハブ空港を中心として格安エアラインが運行しています。写真はeasyjet(イージジェット)と呼ばれる航空会社の機体です。

基本的には事前に航空券を予約・購入が前提なのですが、ロンドンージュネーブでも片道20ポンドですから3,000円ぐらい。セルフ・チェックインといってネットでパスポート番号や連絡先の情報を入力して搭乗券を印刷して空港に出かける必要があります。もしそれができなくて空港でのチェックインをすると15ポンドの料金がかかります。こういうところに経費をかけない代わりに料金の設定を安くする仕組みです。最近、日本の航空会社でも始まりましたが、機内サービスは当然有料ですし、機内持ち込みの荷物も大きさの制限されているケースがひとつだけだったり、座席の指定はなく、早いもの順で好きな席に座ります。電車移動も同じですよね。

ちなみに、荷物を預けるとひとつ18ポンドですので、例えばロンドンからエジンバラまで片道10ポンドとかいう料金でも、ゴルフ道具とかスーツケースを預けてチェックインを空港でしたりすると、人間が10ポンドで行けるのに荷物やその他のコストで4倍近い合計片道50ポンド近くの料金を支払うことになるわけです。

しかし、こういう格安航空会社はエアラインではなくバスや鉄道と同じサービスと考えているようです。そういえば長距離バスなみの料金ですし、飛行時間も2時間未満ですのでサービスは悪くても構わないわけです。

イージージェットではないですが、競合のRyanair(ライアンエアー)はもっと徹底していて、たとえばシートのリクライニング機能やテーブルがないとか、前のポケットもなく、バスの座席そのものです。

航空会社のサービスはありがたいのですが、考えてみるとコストがかかっている訳ですから基本の航空料金が安いのであれば、必要最小限のサービスでもよいかと思います。

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